無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

『Stickin' in the rain』

おぉぉ、告知ツイートはまだ無いが新しいInstagramへの投稿があったか。

https://www.instagram.com/p/Cts_bvnsxLc/

「足元写真」の、そのうちのもう独立したジャンルと言ってもいい「絆創膏写真」の新作だ。確かに、このシリーズを「落とし物写真」と呼ぶのはちょっと違う感じあるしね。落とし物なのは間違いないけど、地面に貼られてる所の情緒を加味したい。

そんな中でも今回のはかなりレアな部類に入る。影が映り込んでいるのも地面が濡れてるのも初めてではないけれど、影の部分に絆創膏があるのと雨が降っていそうな中で撮られたのは初めてではないだろうか。そしてその合わせ技、鏡のように地面に写ったヒカルの顔に絆創膏が貼られているようにも見え、降る雨によってそれが些か泣いているようにすら見える。恐らくはこの丸い影は実際は傘だとは思うんだけど、結果出来た大きさが丁度頭部と同じくらいなのよね。だから顔に絆創膏貼ってあるように見えちゃうよね。

そもそも地面に絆創膏が貼られている姿が「地球を癒す」サインだと読み取れていたのだから、これはどうにもヒカルさん、何かダウナーになることがあって、それを自ら励ましているようにも見える。

キャプションも『Stickin' in the rain』というのがね。これは文字通り、雨の中で(絆創膏が地面に)ステッカー(sticker)のように貼られている、という意味なのだけど、往年の名曲、「雨に唄えば/Singing in the rain」と掛けているのはほぼ間違いないだろう。

同曲は同名のミュージカル映画が制作されるほどの名曲で、特にそこで主演のジーン・ケリーが雨の中陽気に歌い踊る場面は映画を観たことない人も知っている超有名なシーンだが、要はこの歌、悲しいときに悲しい雨が降って悲しい歌を歌ってるのではなく、辛いことがあっても陽気に歌って踊って生きていこうという逆境の中で前向きになろうという歌なのだ、知らない人に説明しておくと。

なので今日のヒカルさん、もしかしたら何か辛いことがあったのかもしれないけれど、この絆創膏を見つけたことでかなり癒されて前向きになれたんじゃないかなと、勝手に想像するのです。初めての雨の中での自分自身への絆創膏。今までの絆創膏写真の数々は今日ここでヒカルさんを癒して前向きにさせる為の長い長い伏線だったのじゃないかなって、そんなことまで考えてしまう程に印象的な一枚になったんじゃないかと、私は思いますですよ。願わくば、これでどうか物事が好転しますように。そう強くお祈りをしています。もしそれがとんだ的外れだったとしたら、今日のヒカルさんに辛いことはなかったということで、それならそれで喜ばしい日だったので何の問題も無し!