無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

うたマガVol.7を読み返した

『初恋』コラボに触発されて(?)久々にうたマガVol.7を読み返してしまった。中には肉筆横書きでむずむず通信てのが載ってるんだけど、本当にヒカルさんは面白い文を書くねぇ。手書きも相俟って全編から可笑しみが溢れ出してるわ。単にカプチーノの試飲をしただけっていうエピソードをここまで面白く仕立て上げるとは最早まるで伊集院光だな。光繋がりだな。いやヒカルさんは名前が光だからってそれだけでは特にどうということはないらしいけれども。

https://twitter.com/utadahikaru/status/239702287038164992

そういや誰かヒカルさんにYouTuberのヒカル氏のことをどう思ってるのか訊いてみて欲しいわね。こちとらここ数年、彼の名前をみる度に「まぎらわしいな!期待させやがって!」と理不尽な憤りをぶつけてきてるので、正直申し訳なくてあんまり関わり合いになりたくないのです。ほんと検索しても紛らわしいからな…何とかしてほしいけど同姓同名は言葉の運命だからね、こればっかりは仕方がない。

でもそう、伊集院光もまた「なんでもないエピソードを面白おかしく話す」達人なのでして。凄いよねラジオの帝王。1週間に1本即興創作落語を作り続けてるようなもんでな。1週間で人が経験できる面白エピソードなんてかなり限られてるから、如何に何気ない中に可笑しみと面白みを見出せるかがポイントになってくるんだけどそこんとこがまぁ秀でてること秀でてること。元々落語家志望で先代の楽太郎に師事してた身だけれど、もう新たに伊集院流開祖名乗っていいんじゃないの…?

いやこの流れだと名字じゃなくて名前の方を引き継ぐべき? ならヒカルさんも?? 書くことと喋ることは違うとはいえ、近い才能があると思うわ。うたマガはフリーペーパーだけど、これ会報にしてファンクラブ作ったら大人気だろうねぇ。ファンクラブの会報って実態を知らないので他と比較は出来ないけれど、アーティストがメッセージを送ってくれるのはあるあるだとしても、ここまで単独で面白い事を書ける人となるとなかなかいないんじゃ…? まるで漫才師が構成作家も兼ねてるような…ってシンガーソングライターってそういう職業だったわね元々…。

と、こうやって書いてるとうたマガ読んだことない人が読みたい!ってなるかもしれないけど、5年前のフリーペーパーだからね、そうそう手に入らないよね。Web上でもpdfで配布してくれたらと思わなくもないけどフリーペーパーってのはこの場合「CDショップ店頭に是非足を運んで欲しい」ってことで店頭配布されるもんだから、そうほいほい電送してもらうわけにもいかず。裏を返せば店頭配布が終わった後なら電送してもいいんだけど、「どうせあとでWeb上で見れるからいいや」って認識が定着してしまうと宜しくないからねぇ、難しいね。

となると、そうね、御時世もあってか『BADモード』の時はうたマガ発行はなかったけど、次はCDの初回特典でつけてくれたりしたら嬉しいかも?? それじゃ店頭に足を運ばないじゃないかと言われそうだけど、地域によっては足を運ぶべきショップがそもそももう無かったりもするんですよねぇ。ここらへんのバランスは次回への課題になるかもね。

まぁ取り敢えず次にどのアルバムだかの「○○周年記念盤」がリリースされた時には歴代のうたマガを付録としてつけてくれたら嬉しいでやんす(厚かましい)。やっぱり肉筆ってな読んでて嬉しいものだしね…って、肉筆のむずむず通信だけじゃなくて活字のインタビュー記事とかもあるからね、それも価値が高いわね。他の号もいつか引っ張り出してきて読み返そうかな。間違って捨ててないことを祈りつつ。