無意識日記々

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Gold Taku's Remix Released !

遂に、というには告知からすぐだったけどもそれでも間違いなく待望のオフィシャル・リミックス『Gold ~また逢う日まで~ (Taku’s Twice Upon a Time Remix)』がリリースされた。略称どうしよ。まぁTaku's Remixか。GoldTTUaTRとかでもいいな…。

かつて『DISTANCE [m-flo remix] produced by TAKU』が大人気を博したm-floのTakuさんによる新奇リミックス、という煽り文句に堂々と応えた─そうね、昭和の人間らしい言い方をすると「ゴキゲンなダンストラック」に仕上がっている。ご本人によるとジャージー・クラブ・サウンド寄りとのことで、なるほど鉛のゴムまりみたいなモダンな弾力性のあるリズムパターンが特徴的だが、こういうジャンル分けに疎い人間としては「クラブ・ミュージック」とか「ハウス・ミュージック」くらいの大雑把な括りで認識しとくわね。

今回のリミックスの最大の特徴は、「オリジナルよりオリジナルらしい」サウンドだということだ。ヒカルが複数のインタビューで述べてるように、もともと『Gold ~また逢う日まで~』は後半のアップビートなサウンドの方が先に出来ていて、それをタイアップ相手の「キングダム 運命の炎」のエンドロールに合わせるために前半のバラード・パートを編み出したという曲作りの順序になっている。裏を返せば、もしタイアップがなかったら終始ゴキゲンなダンストラックとして完成していたかもしれない。(そこらへんについてもヒカルは語ってたなー)

となると、だ。もしかしたらその「もうひとつ別の世界線でのGold」の完成形は、このTaku's Remixのサウンドに近かったのではないかという妄想が逞しくなるんじゃないでしょうかね! トラックはオープニングから終始イケイケで、ところどころやっぱりm-floっぽいな~と外様の人間(私)に思わせつつ、歌詞の内容にも配慮しながら押し引き緩急自由自在に展開していくカラフルなサウンドは、練りに練ったというよりは経験値の豊かさを利用して一気に仕上げた風な勢いの良さを感じさせる。そういう意味に於いて、老獪且つ若々しいという矛盾を孕んだトラックが見事爆誕した。ジャージーらしい急かすようなBPMに絡ませていくということで、オリジナルとは大幅に異なるコーラスワークが次々と現れていく場面が幾つも用意されていて、オリジナルにはない爽快感のようなものすら生まれているが、そこはヒカルの歌声が確り引き締めてくれるという信頼感がある為本来の持ち味を損なうことはない。「老若男女が安心して燥いで踊れる」その安心感の上に乗った焦燥とでも言える音に仕上がっている。

ほいでこの方向性に沿って今夜22時からUtada Hikaru Only Mixがインスタライブされる予定。いやもう楽しみしかないでしょ! block.fmから連続して長丁場になるけど存分に堪能させてうただキマShowぞ!