無意識日記々

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ネット老人会の昔話は続く:オフ会編

昔の宇多田共和国&New Hikki's Worldの規模は結構なもので、20年前は今と較べると恐らくインターネットを日常的に使用してる人口は10分の1にも満たないスケールだったかと思うのだが、それでもその2サイトで合同オフ会(オフライン・ミーティングってやつですね)を開催すると50名弱くらいの人数が集まったりしていた(会場はカラオケ屋さんでした)。学校の一クラスより多いわ。まーそれでも当時参考にとサイトを見に行ったMr.Childrenのファンによるオフ会は150人だか200人だか集めてたので、極端に多いという数でもなかったんだろうけど。

私が経験した中でいちばん参加人数が多かったのは2006年9月9日10日、『UTADA UNITED 2006』最終代々木2日間の参加者によって行われたオフ会で、私そんとき2日間とも参加費集金してたんだけど、それによると合計81人の人達と顔を合わせてた。お金集めるだけで2時間くらい掛かったよね。あたしがひとりひとりとお喋りしてたからなんだけど。

こういうことになる“雰囲気”が作られてたのも、そもそものオンラインでの交流が掲示板やチャットルームなどの「広場型」「大部屋型」だったからなんだと思う。オンラインのノリをそのままオフラインに持ち込みました、みたいな。それはmixiが盛んだった頃もそんなに変わらなかったかな? あそこちょうどTwitterFacebookの間くらいのコンセプトで日本人向けだと思ってたんだど何故廃れたのやら? あたしは自分の性格に合わないってんで殆ど使わなかったけどね。

それも今は昔。場がTwitterInstagramといったSNSに移った今だと、流石にあんな大規模なオフ会は難しいかもな。当時と今では個人情報意識も違うし。オフ会幹事は連絡先を確保しておく必要があるのだけど、今だとどこまで教えていいものやらだし。成年と未成年の間の隔たりも大きくなってるしなぁ。

私の好みを端的にいうと、広場にいっぺんに全員どーんと集めるより、ひとりとひとりが緩やかな繋がりを楽しんでる方がいいかなと。なので80人とか参加しててもひとりひとりと話せてよかったなとか思ってたしね。そんな私の好みを「宇多田ファン全般」に強引に一般化する気は無いけれど、当のHikki自身が「クラスの中のどのグループにも属さないけどそれぞれと仲がいい」みたいなスタンスの人なので、この体質はある程度ファンの方にもあるんじゃないかと思えたりもする。なので、「友達の友達は、まぁ友達じゃないかもしれないけどそれなりの知り合いくらいにはなるのかなぁ」くらいのゆる~い人間関係をひとつひとつ繋げていったら巨大なファン・ネットワークになりますよ的な、あれだな、本来の「ウェブ(蜘蛛の巣)」や「クラウド(雲)」(そう、両方「くも」なんだよねウェブとクラウドって)のイメージで今のオフ会を捉えてるとこがあったりもしますわ。

でもどうだろうね? そうやってひとりひとりが自分で関係性を作っていくといっても、やっぱり最初は何か切っ掛けとかあった方が入りやすいのかな? そういうの一度アンケートとってみてもいいかもしれないねぇ。Twitterのアンケート機能まだ使えたかしら?