共和国でとったアンケートの結果が自分の予想とかなり違っていたのでなんか書くか。
https://twitter.com/hikkicom/status/1728783267598417941
質問は単純で、宇多田ヒカルの海外公演に行く気はあるか?というもの。それを、ワールドツアーに日本公演が含まれるか否かで2問に分けたのだが、どちらも半数が行く方に傾いていた。
前回のワールドツアー…は大袈裟だな、全米ツアー+ロンドン公演はUTADAのセカンド・アルバム『This Is The One』がデジタルリリースされた10ヶ月後というタイミングだった。ただ日本では同アルバムは然程話題にならずチャート1位もとれなかった。そういった背景も手伝ってか日本語圏では『In The Flesh 2010』への参加の機運もあまり盛り上がっていなかったような気がする。何より、日本国内からは基本的にライブチケットを購入する手段がない/あっても非常に難しいという状態だったので、行ける人は運も味方につけなければならなかったりしたんだよね。
その前作の『EXODUS』は日本でミリオンセラーを獲得したが、それは『Easy Breezy』が任天堂のCMで流れまくったということと、ジャケットからしても「宇多田ヒカルの新作」と思われている節がまだまだあったからだ。実際の所の同作への日本のリスナーの思い入れの無さは、『UTADA UNITED 2006』での『Devil Inside』『Kremlin Dusk』『You Make Me Want To Be A Man』3曲への反応の薄さから痛感させられている。『Easy Breezy』をやらなかったあたり気概も感じたけれど。
そんなだったので2009~2010年時点では、「UTADAでの活動は宇多田ヒカルとは別もの」という認識がリスナーの間では広がっていた印象だった。故に余程のコアなファン以外は『In The Flesh 2010』の為に渡航しようとまでは考えないだろうな、と。
もっとも、ツアーが終わってから「行けばよかった」「どうして行かなかったのだろう?」という声が幾つも聞かれたというのはあった。事前に「日本語曲も歌うよ」と一切知らされていなかったのも大きかったかもしれない。何しろ初めての海外公演だったからね、セットリストの予想がつかなかったのよ。
そんな記憶が13年前にあるから、今回のアンケートの結果には目を剥いたのだった。だってこれに答えてくれてる人たちって、日本語圏の宇多田ヒカルファンのうちの極々一部の筈だし、なのに既に100人以上が「海外公演に行く」方に傾いているのだから。13年前って日本からの渡航者100人も居たのかな?そこんとこはよくわかんないけど、流石にこんな割合ではなかっただろう。時代と状況が変わったんだなと痛感せずにはいられなかったのでした。
…話が長くなったので次回もこの続き、かな。