無意識日記々

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くまちゃんのクリスマス2023

くふぉ、クリスマスの夜にくまちゃん4コマだなんて、なんたる素敵なクリスマス・プレゼントを。ありがとうヒカルパイセン。

もうね、うるうるですよ私。メインストーリーは「まくらさんにプレゼントを買って帰ったくまちゃんにサンタさんがクリスマス・プレゼントを置いていく」というハート・ウォーミングなものなんだけど、どのコマも涙腺を刺激するというかね。

特に一コマ目の背景に親子連れが居る所でウッと来ましたよ。あれ、CDシングル盤『ぼくはくま』同梱絵本のオマージュなんね。あそこでは河を隔てて仲睦まじく実写風の熊の親子が多分鮭を捕ってあげたりしていて。それを横目にくまちゃんは水溜まりにぼんじゅーるしたりおやすみまくらさんしたりという。今回はクリスマスの日本が舞台だけど、描いてるのは基本的には同じ風景だ。

二コマ目も泣かせるねぇ。コタツに入ってテレビでM-1観てる。今年の日本のクリぼっちの典型的パターンだったんじゃないかな。絶妙な距離感よね。落ち込むのとも燥ぐのとも違う、ただただこの日の一夜を過ごすくまちゃんの後ろ姿にいつのまにか共感してるクリぼっち勢。くまちゃんはプレゼントを控えさせているけど、まくらさん宛てだからねぇ。ディスプレイに推しの画像を表示させてひとりでクリスマスケーキにロウソク灯すようなもんでしょ。…ん、ややイメージが古いか(←ダイアルアップ通過世代)。

なんだろうね、現在シングルマザーでこどもと暮らしてるヒカルさん自身は多分独りでクリスマスを過ごすなんて事はもうないんだろうけど(仕事場で過ごす時も誰かは居るだろうし。ドイツ人と踊ってたこともあったな。)、くまちゃんを描くと、昔から変わらない風景になるんだね。そこの「変わらなさ」はもうそのまま「絶大な信頼」に変わるのでもあって、もともと微塵も心配してはなかったけど、ますます次の新曲もきっとこちらの心を大きく動かしてくれるものになっているのだろうなと確信を深めましたよ。次のリリースに自信がない人は、こんな漫画書けませんもの。

しかし、『SCIENCE FICTION』をスタッフが日本語・英語・中国語・スペイン語で告知した時はどうなるかなと思ってたけど、今回の漫画は描き文字も日本語ならテレビもテレビ番組も日本製。来月のタイアップも日本のドラマだもんね。ここらへん、1年前にNetflixで全世界配信された『First Love 初恋』とは大きく違う所。もしかしたら来年の早い時期に日本でのプロモーションもあるのかな? わかんないけど、ひとまず今日は4コマのくまちゃんを慈しんで過ごす事にしますね。優しい世界よ。