無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

ワイルドすぎる

そろそろWildLifeDVDの発売が迫ってきた。流通も生産も大分落ち着いてきたし、ここまで来れば発売再延期はないだろう。災害があったお陰で益々昨年12月の"まるで夢の中に居るみたい"度が上がった気がする。ある意味、遠くなった。今の災害の余韻も、近しい人を亡くしたり街を流されたりした人以外は徐々に、いや急速に消え去っていくだろうが今暫くはこの雰囲気だろうから、DVDを観た時に画面に映る全員(光もバンドメンバーも観客も)が"この後災害が起こるのを知らない"事に妙な距離感、疎外感を覚えるかもしれない。理不尽ではあるが、幸せな時間は幸せな人間にしか共有できない。今自分が不幸だと、人にも不幸になって貰いたいと思ってしまう。ただ、貴方が素直に幸せになりたい、幸せでありたい、幸せであって欲しいと願い祈れるのであれば、その感情の共有欲求・志向も別の所に向かい得るだろう。もしセットリストに"誰がの願いが叶うころ"があったのならば、また繋がり具合は違っていたかも
しれない。テイク5や虹色バスの童話感が夢想的な興趣を増しているし、円形のステージもその"舞台裏の(見え)なさ"が幻想美に拍車をかける。今という時期にこのライヴの映像を観ること、観れる事の幸福感を共有することには、各自少し工夫が要るかもしれない。観てる途中で余震が来たり緊急地震速報が鳴ったりしたら、その世界に戻るのはむつかしいかもなぁ。