無意識日記々

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インタビューのパワーバランス02

Twitterでメンションとリプライの違いをどうわかりやすく表現しようかとこんな言い方を考えてみた。「人に対するツイートがメンション、ツイートに対するツイートがリプライ」。でも"非公式RT"というよくわからない存在の息が長いからそれと混同してしまう。最初っからきっぱりQTとRTに分けときゃよかったのに…って後の祭りだねぇ。

で、本文は枕と関係ないという。前回からの続きだからね。

EMIからワールドワイドデビューするとして、日本以外の国での/へのインタビューはどうするつもりだろうか。勿論どういった作品を作り上げるかによるが、日本向けにはオフィシャルインタビューの語り分け、海外に向けては個別とか、なんか不自然じゃなかろうか。だからといって国内でのインタビューの本数を増やすとか本末転倒な気もするし。これは難しい。

英語でインタビューできる国はまぁいいんだが、例えば(偏見を敢えて発動させれば)フランスなんかが相手だとやっぱり通訳を挟む事になるのだろうか。インタビューはなかったようだが、EXODUS発売時にはオランダ語の記事が出た事もある。香港や韓国からの取材も受けてた気がする。Twitterでは定期的にタイ語のツイートが流れてくるし。あれ最初何語かわかんなかったよ。うーむ、やはり日本国内の知名度を考えると不自然とはいえUtaDAの時と同様の手法をとらざるを得ないか。

インタビューの厄介なのは、一回々々のインタビューは不快でなくとも、何回もこなしていくうちに苦痛となっていく点だ。同じ事を数百回(になると思う、次は)も訊かれたらそりゃ疲れる。同じ質疑応答を3回翻訳もすれば徒労感が出てくるんだから(今やったらどんな気分になるだろうなぁ)、その数十倍をいちいち愛想よく返答するなんて余程の精神力がないと無理だ。2009年にドクターストップが掛かったのも、プロモーション活動の過多が原因、というのが自然な見立てだろうし、何かいい方法はないのだろうか。

しかし、日本以外の国では選り好みできる立場にはないだろう。松浦さんみたいに書き分けてくれる人を英語圏だけでも…って、独自取材も出来ないのにそこまでUtada Hikaruの記事が欲しいっていう媒体もそんなにないだろう。パワーバランスは、まだまだそこまで行っていない。通常通り、依頼のあった媒体やらレコード会社がセッティングしてくれたインタビューやらを相手にせんとならん。

しかもそれが、テレビやラジオにまで波及してくる。こういったメディアは"生出演"というのがあるから厄介だ。更に々々、今はWebストリーミング番組も増えてるからそういったコンテンツにも参加しなくてはいけなくなる。考えるだけでもウンザリする。見させて聞かせて読ませてもらうこちらとしては沢山露出があって嬉しくて仕方がないのだが(いや薄着って意味じゃないぞ←誰もそんなこと言うてへんがな)、ヒカルが疲弊しては意味がない。次倒れたら「また宇多田がダウン」って言われるのは間違いない。なんか無闇に病弱で繊細なイメージがついて纏いそうな悪寒がする。かといって共同記者会見とか…外タレかよ…外タレか…。

兎も角今は考えてもあまり意味がない(←それこのエントリー全否定だよ)。どんな作品を作るかでマーケティングはガラリと変わるからだ。にしても、制作中はそんなこと考える余裕ないかもしれないし(何しろここは歌手もマネージャーもプロデュースしとるからな)、かなり早い段階でレコード会社と打ち合わせをしてプロモーション活動の方法論と方向性を煮詰めておいた方がいいように思う。何をおいても、光の健康がいちばん大切なのだから。