無意識日記々

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異言語作詞予備考察

ヒカルパイセンが小2の頃に読書家だった(そしてそれを逐一記録するヲタクだった)話はなかなかに興味深かったが、となると貴女の英語力ってのは「本を読むこと」でかなりの割合培われた事になるの??

日本語の方は、本人も言っている通り漫画やアニメで鍛えられた部分も大きいから喋り方が若干ヲタク寄りになった…というのはわかるが、英語の方の「性格」については考えたことがなかったな。

例のHikki体の…じゃなかった、筆記体の(この間は不覚にもこのくだりを入れなかった!)読書リストを解読してみると、なるほど所謂「児童向け書籍」がメインで、飛び級だからといって殊更難しい本ばかり読んでいた訳ではなかったようだ。そして当然その頃は話し言葉は英語主体だったろうから、非常に単純に、「極々普通のその年頃のこどもの喋り方/書き方」をしていたのだろうと思われる。

そして日本ではやがてインターナショナルスクールに通い、日本語で話す場面と英語で話す場面の両方があったろう。そのあとは全く短い期間だがコロムビア大学に居たから恐らく四六時中英語で話し聴き考えていただろう…。

となると、日本語のに較べて英語の作詞に固有名詞が多いとかの特徴があるのって、ヒカルにとって「生活感のある言語」がもしかしたら日本語より英語の方だからか?? 英語の児童向け書籍というのは喋り言葉に近い文体で書かれる事が多い一方、日本の漫画やアニメというのは独特のフキダシや声優文化によって「日常会話には用いない表現」が多用される。その上ヒカルさん、“少し昔の”日本文学なんかが大好きだわね。宮沢賢治とか。遠藤周作もそこに入れていいかなもう。なので、日本語を扱う時はそういう「もってまわった表現」と口語体の板挟みになってああいう喋り方になってたのかもしれない。

一方英語はどちらかというと生活に根差した状況で使ってきた為、テレビで見掛けた有名人とか友達と話すゴシップの話、普段聴いてる音楽などと地続きになりやすいのかもしれないな…。

…ということをつらつらうだうだ考えているのは、「キングダムハーツ」シリーズの歌詞って、日本語曲の方はどれも「ゲームに合ってて鳥肌もの!」という評価を聞くのだけど、英語曲の方はどうなんだろうなぁって気になってるからなのよ。『Simple And Clean』とか、ディズニーキャラクターが活躍するゲームの内容にマッチしてるんだろうか?というね。で、その予備考察を今してる最中であるのでした。これは、もうちょい時間が要るテーマだわ…。なんとなく、日本語は「架空の世界」に合っていて、英語は「現実世界」に寄り添ってる、という予感はしているのだけどねぇ。