何通りの視点を詞に持ち込んでいるのかと毎回光の手際に驚かされているが、今回は更にソコから1歩踏み込んでいて目が眩む様だ。二曲とりあげよう。君,あなた,私,me,ダーリンがソレゾレ誰なのかを考えるだけでもお腹一杯なGBH、冒頭の男の子は誰でソレを伝えるナレーターはいつのどの視点なのか、結構解らない。次に嵐神、一人称で母に唄うシンプルな歌かと思いきやあなたと私の間に挟まれる"ぼくら"に惑わされ、更にラストで"小さな"ベッドで眠るのは誰なのかに戸惑う。共に、恐らく、空間的な視点転換だけでなく時間軸上でも誰が誰を見ているかを把握する必要がありそうだ。
