無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

we do/with you

前に軽く触れてほぼスルーしていた「『Rule(君に夢中)』の歌詞表示が歌と違う」問題についてちょっとだけ。

サブスクで表示される歌詞が

『The constant texting "we do" is making me look really rude』

になっている箇所が実際の歌唱では

『The constant texting "with you" is making me look really rude』

と歌っているように聞こえる、という話。『is』を『's』って発音してるからちょい聴き取りづらいけど。

結論から言えば「♪~どっち~でも~いいんじゃない?」って感じ。それぞれの訳をグーグル先生に訊いたら

「私たちがしている絶え間ないテキストメッセージは、私を本当に無礼に見せています」

「あなたとの絶え間ないテキストメッセージは、私を本当に無礼に見せています」

なんだもの。意味は全くと言っていいほどほぼ同じ。そして"we do"と"with you"も発音してみると実によく似ている。音韻としてもどちらでも困らない。なので正直どっちでといいと思う。カラオケで歌うときも好きな方でいいんじゃない?

ただ、強いていうなら、この『Rule (君に夢中)』及び『君に夢中』では、英単語の"you"という言葉が随所で強調されているから(『You, you, yoy』だもんね)、この場面でも"you"を入れた方がこの歌の中の歌詞の流儀としては自然かなとは思う。なので、どっちでもいいとしても、拘りに拘るなら実際に歌っている『with you』の方がほんのちょびっといいかな。

恐らくだが、ヒカルもそう考えたんじゃない? 取り敢えず2月には配信に載せるから歌詞をテキストでくれと言われて『we do』で送ったんだけど、そこから1月19日に生歌唱を披露するまでに「いやここ"with you"にしちゃってもいいんじゃない?」と気がついて実際にそう歌っちゃったという。ストリーミング・サービスの方はアーティスト側から正式に提供された歌詞テキストなので、おいそれとは変更できない、と。そんな感じの経緯なんじゃないでしょうか?

でもなー。Apple Musicには歌詞共有機能のところに「問題点を報告」の選択肢があってセンテンス毎に「歌詞が間違ってる」って報告できるようになってるのよ。これ、なんでこの機能があるのかって、作詞者じゃない人が聴き取りで文字起こしして挿入してる歌詞があるからなんだよね? だときしたらここ聴き取りなの? イタリア語と英語と日本語の歌詞聴き取って文字起こしできる人がここを聞き間違えたと?? うーん、なさそう! でなかったとしたら、問題点を報告って、じゃあ作詞者提供の歌詞テキストに疑義を挟めるもんなのか? ここもわからんわね。

今回の『40代はいろいろ -Live from Metropolis Studios』の歌詞は今言ったようにイタリア語と英語と日本語で出来ているからヒカルがテキストを提供したと考えるのが自然なんだけど、さぁ果たして真相は如何なんでしょうね。いつかどこかでCDに『Rule(君に夢中)』が収録された時の歌詞カードを楽しみに待つ事に致しましょうか。ベスト盤とかレアトラックス集、或いはB-sidesなんかのリリースの暁には、っすね!