無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

築き上げ得た者

ルールを破るのが公的な利益に反するのに対しセオリーを破るのは大概私的な利益に反するだけな為無関係な他者からは容認され得る。段平の抑止もきかずノーガード戦法等のセオリー破りな戦いぶりで快進撃を続ける初期の丈の生き様に於いて、然し、読者として印象に焼き付いているのは"あしたのために"と題した段平による徹底的なセオリー教育で丈が成長していく姿の方だった訳で、ソレ即ちセオリーを忘れられる者はセオリーを覚え身につけた者に限られる、山を降りれるのは登った者のみだ、そんな含意もSMLNADの歌詞には込められているのかなとエンドロールを眺めながら考えていた。