無意識日記々

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2019-01-01から1年間の記事一覧

又吉対談は明日Revealed

今年は週明け月曜日がデビュー記念日になるのねぇ。また朝4時発表の新ネタとかあるのかなぁ。朝の番組で取り上げられるような。つい先月デュエットとカバーをリリースしたとこなんだしそんなに逸る必要もないとは思うけど。 その前に明日「文學界」が発売だ…

ひょういするかんじ

あら、知らなかったわ。来年度から小学校のうちに習う漢字約千文字の中に「熊」が入るようになるのね。というか、そもそも入ってなかったのを知らなかったよ。どうやら「都道府県名を漢字で書けるように」という意図らしく熊本県のお蔭なのだが、ヒカルもこ…

月の裏側

そういや先日Apple Musicから「あんさんの2019年纏めたったで」というメールが来ていた。見に行ってみると、再生回数は『Face My Fears』と『Don't Think Twice』がワンツー・フィニッシュという然して面白くもない結果だった。一月発売の新曲なんだからそら…

黒子のゆみちんとグレ子のひかるちん

「作り上げたら二度と聴かない」という人が「作りたい曲」というのは聴く為に作るのではないのだから創作の過程自体が目的と捉えるべきだろう。だから、完成してもう過程を生み出せない作品に用はないのだ。 となると、ヒカルの言う「両立」というのは直接音…

わかりにくいけど前回の続きです。

パイセンの回答第2弾まだかなー。(勿論棒読み) 昔の問答にこんなのがあった。 ***** ***** はなさんさんの質問:アーティストとして自分が作りたい曲を作りたいですか?みんなに共感されたい曲を作りたいですか? ヒカルパイセンの回答:それを両立させる…

許され素

前々回の続き。デビュー21周年を目前にして、現在の宇多田光さんはどれくらい『宇多田ヒカル』を演じているのか。 デビュー当時からその作っていない「自然体ぶり」が話題だったヒカルだが、さりとて全く演技をしていなかったかというと別でして。Cubic Uと…

2019年Spotifyランキングでランクイン

前回の続きの前にSpotifyが2019年のチャートを発表したのでその話を。(こうなると大体“前回の続き”は未来永劫飛んじゃうことが多いのだが気にしない) ヒカルの名前もあった。ふたつ。 ***** ***** 海外で最も再生された国内アーティスト 1.ONE OK ROCK 2.R…

極められると区別が消える話

先週末に漫才コンビ・アンタッチャブルの復活があったらしく。めでたい。 現代の漫才のツッコミのレシピを一通り取り揃えたのが山里亮太なら、もっと伝統的なツッコミの技術を極めた名人が柴田英嗣だ。当時はやすきよの再来とか言われてたが、YouTubeなどで…

幸甚に至る神供としての歌

単曲で聴いても勿論素晴らしい『少年時代(2019)』だが、アルバムの中の5曲目として聴くのもまた格別だ。 その前の4曲目、椎名林檎による「ワインレッドの心」がまた素晴らしく、もし仮に『少年時代(2019)』が無ければ明らかにこれがアルバム随一のハイライト…

クリックトラック=リズムキープ音、ね。

@utadahikaru : 坂東さん、FOVEの皆さん、「少年時代」のレコーディングからもう二ヶ月ですね!お元気ですか?クリックなしのフリーテンポで、みんなで呼吸を合わせていく感覚とても熱かったです。ありがとうございました。 ***** ***** 昨夜のツイート。9月…

@EnsembleFOVE の皆さん、あんさんらほんまにようやったわねぇ

昨夜触れたEnsemble FOVEの面々のツイートが続々入ってきている。彼らのうちの幾人もが(ひょっとすると全員が?)ヒカルより歳下で、幼少を「宇多田ヒカルを聴いて」育ってきた世代であるようだ。つまり、今回の『少年時代(2019)』は憧れのアーティストとの…

日本語の歌の価値を思い出させてくれる歌

普段は宇多田ヒカルをプロデューサー/アレンジャー/コンポーザー/リリシストとして評価する事の方が多い当日記だが、いやはや今回の歌手としての際立ちと来たらもう。最近はいつ日本語の歌が滅ぶのかと気が気でないのだがヒカルが歌っているうちは大丈夫…

子守唄み

嗚呼、歌唱が絶品哉『少年時代(2019)』。同時に『少年時代(2003)』も公開になったので聴き比べができるかと思うが、大枠での話であればほぼ同じアプローチの歌唱だ。寧ろ違いが大きいのはバックの演奏で、ピアノ主体だった『少年時代(2003)』に対して『少年…

あなややこしや『少年時代(2019)』と『少年時代(2003)』

『いつの間にか』『だそうです』『できるそうな』と相変わらず他人事モードでおはようさまです。朝7時台=イギリス時間で22時台のツイートおつかれございますヒカルさん。 ヒカル自身はプロデューサーであって自分はA&Rではないのだから後は任せてるって事な…

両手に花

毎度フラゲ日の夜(大抵火曜日)の更新は難しいんだよね。あたしまだ聴いてないんだけど早い人はもうヘビロテ中なんだもの。なのでいつも違う話題にはぐらかす。 とはいえ、もう15秒で勝負は決まっているのでそこまで避けなくてもいいか。どうですフラゲ組の…

宇多田ヒカル又吉直樹対談企画実現!

あらまぁ今度はヒカルと又吉直樹の対談企画か。文芸誌「文學界」2020年1月号で23頁25000字のボリュームでねぇ。いやまぁこれは注目ですぞ。 ヒカルの対談企画は何れもがマイルストーンというか、ひとつの楽曲を上梓するに匹敵するだけの重要性を孕んできた。…

歳を取ると歳が取れていくのかもね

浪漫と算盤といえばもうひとつの新曲であった公然の秘密の評判はどうだったんかな。ベストアルバムの中で過去の有名曲たちと並んでもなんら遜色ない強度を持っていたように思えたのだがああいうリーダートラックがありながら初動十万行かなかったのは残念な…

東京版配布開始

ベスト盤収録のLDN Ver.はロンドン・フィル・ハーモニック・オーケストラをフィーチャーしたサウンドだったが此の度配信になったTYO Ver.は椎名林檎のバックバンドである東京事変の……となってたらいい対称だったんだけど一応そうではなくてしかししっかり椎…

浪漫算盤東京版

あらま、浪漫算盤のアザー・バージョン「浪漫と算盤 TYO Ver.」が来週リリースされるのね…… ……って、「アザー・バージョン」? なんか耳慣れないな。「アナザー・バージョン」か「ジ・アザー・バージョン」なら頻出だが。ググッてみたらまぁ幾らかは用例があ…

新しい13番目の干支はくま(嘘)

今日は『ぼくはくま』の発売記念日で。他のリリースデイトはともかくこの日はヒカルにも特別なのではないか。 やはり童謡ということで息子にも歌って聞かせて育てているのかね。こちら日本では「あの歌を宇多田ヒカルが歌っていたとは知らなかった」という世…

懐中時計と腕時計。(←看板に偽り有り)

梶さんが音楽のプロモーションについて「CD時代は発売日にピークをもっていってそれっきりだったがサブスクの時代はそ発売後にどれだけ長く広く聴いてもらうかが重要だ」みたいな事を繰り返し言っていて私も「もっともだ」と思ったので試しに毎日新しい曲の…

他の14曲についても少々。

たった15秒はされど15秒で、これだけでも色々考えさせられる。それはヒカルのに限ったことでは無い。 一曲目に抜擢されたヨルシカはユニバーサルからの期待の大きさを感じさせる。彼女らをプロモーションしたいがためのトリビュート盤なのかと勘繰りたくなる…

トロイア発掘のようにはいかないか

宇多田ヒカルが井上陽水トリビュートに参加したとして、どこか新たな層を開拓するなんてことがあるだろうか。 基本、アルバムの体裁としては井上陽水自身と参加したアーティストたちのファンの皆さんへのちょっとしたサービス程度のテンションに見えている。…

お次は陽水週間

先週の椎名林檎ベストアルバム参加に続いて来週は井上陽水トリビュートへの参加になる。しかし全曲トレイラーでの15秒で総ては決してる感が強くもう特に不安がどうのとかはない。 勿論あの15秒足らずがフェイントである可能性も論理的には残されている。スト…

際どい崖っ縁

縁(ふち)や際(きわ)をどう狙うかが次のテーマかな、と思っている。 例えばファン層の話。20年もやってて次から次へと新しい或いは若いファンがやってくるのはプロモーション体系からすれば脅威的なので特に何も改善する必要は無いとは思うが、「宇多田ヒ…

音楽家の逮捕と現代の“配信停止”

沢尻エリカの逮捕を受けてソニーミュージックレーベルズがCDの出荷停止と音源配信停止を決定した、との報。見飽きた位にいつものタイプのやつなのだが、日本は少しずつストリーミングが普及してきている段階なので本当にそろそろ考え直した方がいいのではな…

上からで失礼します林檎さん

ヒカルとデュエットしたことで自然と椎名林檎嬢の記事やらツイートやらが目に入るようになっている。なんだかまぁ大変な人だ。 総合するとこの人は我々の世代でいう「産業ロック」を作っているんだなと。予めマーケティングしてリスナーのニーズに合った音楽…

美酒の意図

歌詞は現実も虚構も平等に素材として扱い組み上げられていく。故にその出来上がりは虚構としてまず扱われるべきだ。「樽一杯の泥水に匙一杯の美酒を混ぜれば樽一杯の泥水になる。樽一杯の美酒に匙一杯の泥水を混ぜれば樽一杯の泥水になる。」という有名なマ…

約束を甘受する勇気と泣きたい気持ち

あらためて、新しい『少年時代』もいいテイクだなと沁々感じる。名曲は演奏が始まった瞬間に辺りの空気を一変させるが、伴奏があるとはいえほぼ歌一本でそれができてしまうのはやはりヒカル特有というか。日本語の歌がここまでの響きを持つ事の稀有を改めて…

最近のむしずは早歩き程度かもしれない

でそうこうしてるうちに椎名林檎のベストアルバムが発売になり。衣装展示が始まってテレビでも取り上げられるなど。そんな中ゆみちんが発した「ヒカルちんはおねえたま」発言が物議を醸し出しているようで─…間違ってはいない筈なんだが何だか誤解を招いてい…